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Profile白石博一について

白石 博一 1972年生まれ。 祖父の代からの左官業を引き継ぐ3代目左官職人。 10代で久住章氏の元に弟子入りし、左官仕事の奥深さと左官技術の多様な面白さを知る。 一般住宅、店舗、及び、県、国重要文化財等、多岐にわたる高い左官技術を有し、特に漆喰塗壁を得意とする。
漆 喰 漆喰の材料として、石灰、麻スサ、角又(つのまた)を用いる。角又は海藻の一種で、当社では釜でグツグツと煮るところから始める。石灰、麻スサと混ぜ込んだ後には、強固な糊質の漆喰が出来上がる。東日本大震災の時には、近隣の瓦屋根の破損が目立つ中、屋根漆喰にこの漆喰で施工した住宅では1棟の被害も発生させていない。 漆喰壁の蔵仕事、文化財修復の施工例は50棟を超える。
土 壁 竹木舞工法での施工では、竹や荒縄といった素材から大切にした木舞掻きを得意とする。土壁に使われる材料には、麻や藁を丁寧に混ぜ込み、微生物の力を借り、年月をかけてよく発酵させたものを用いる。そのため土本来の力を発揮させた持ちの強い土壁になる。 一般住宅での施工事例では、喘息の発作が出なくなった、家の中の居心地が良い等の声もいただいている。
仕 事 その土地の土や材料を吟味して活かすように常に工夫している。伝統的な左官技術に加え、独自で日々試行錯誤を重ねた塗壁の配合を踏まえ、依頼主の意向に寄り添い納得できる壁仕事の提案を心がけている。
文化財 県及び国の重要文化財の多数の保存修復工事の経験を持つ。近年では、国宝:奈良県薬師寺東塔修復左官工事に携わる。土間の三和土(たたき)では数多い実績を持ち、その技術で仕上げた土間は高い好評を得ている。近年では洋館修復に携わり、石膏レリーフでは自ら考案した高度な技術を有する。
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